こんにちは。
ゲイアナです。
今回のネタはこちら。
「LGBTは思ったよりお金を落とさない」となったら……当事者が語るブームの行く末
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171029-00007236-besttimes-soci&p=1
要約すると、LGBTという言葉が周知されつつあり、企業もどんどんLGBT向けのサービスを展開している。しかし、ダイバーシティの観点からLGBTを理解しているのではなく、商業的な観点からLGBTを見ている状況が横行している。
どちらにしても理解してもらえるということは当事者としてうれしいことだが、商業的な価値がLGBTにないとなった場合の世間の見方はどうなるのか・・・・という記事。
LGBT市場は金脈といわれて数年が経ちますが、本当にLGBTを対象にしたサービスで大稼ぎしたという企業があるのでしょうか?
この記事にある通り、人口が減り労働者が減り消費者が減っていく中で、新しいターゲットを常に追い求めるのが企業の生き残りに必要なことでしょう。
その為にLGBTを対象にすることは必然的なのかもしれません。しかし、実際にLGBT向けのサービスを見ると、当事者の立場に立った提案ができていないものが多いように感じています。
働く女性をターゲットにした商品を開発するならやはり当事者である女性をメインに企画したものが話題を呼んでいますよね。そういう意味で、当事者としてオープンに仕事をしている人でないと、LGBTのことを考えた本当のサービスにはならないのではないかと思います。
ダイバーシティの観点からも商業的な観点からもどちらにしてもまだまだ理解が足りていないというのが現状ではないでしょうか?
そのサービスや制度は誰が求めているものなのでしょうか?LGBTと呼ばれるニッチな世界の中のさらにニッチなニーズになってしまっているのではないか?
むしろ、マスメディアの情報に踊らされているだけなのではないか?
そんな風に当事者としては思ってしまいます。
この記事の興味深いのは、LGBTがお金にならないとわかった場合・・・という発想です。記事にもある通り、LGBTだからと言ってお金を持っているわけではありません。
確かに、結婚して子供を育てている家族に比べれば、可処分所得は多いのでしょう。
しかし、LGBTにもお金を稼いでいる人もいれば、平均より少ない稼ぎの人もいるのです。それは、セクシャリティに関係ないわけで、LGBTを一括りにするのは乱暴なんことだと思います。
もし、LGBTが商業的な価値がないとわかった場合、企業はどんどんその手のサービスを辞めていくことになるでしょう。
しかし、それはLGBTにお金があるとかないとかではなく、サービスがニーズに合っていないからなのです。
しかし、マイノリティである我々は、お金を落とさない人種として見られてしまうのでしょうか・・・・。
なんだか悲しくなってきました。。。
以上 ゲイアナがお送りいたしました。
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