投稿日:2017年4月24日


ゲイアナです。

今回のネタはこちら。

LGBTに配慮じわり トイレに虹印・性別欄にその他…https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170410-00000002-asahi-soci

要約すると、大阪市長が昨年の7月にLGBTへの配慮を「全市的に広げていくべきだ」と明言し、市民に身近な区役所でも取り組みが進んでいる。
トイレへのレインボーステッカーや申請書の性別欄に「その他」を加えるなどの対応が進んで行っているという記事。

こういった動きが悪いことだとは全く思っていませんが、率直に今話題の事をとりあえずやってみましたと感じてしまいました。
費用も時間もあまりかからず着手しやすいということで、まずはこの対応をということですが、記事の中にもあるように「虹の印があると、当事者と知られたくないのに知られる」という意見が圧倒的に多いのではないでしょうか?

私がこの記事の中で一番気になったのは、既設の多目的トイレに対して
「どなたでもご利用いただけます」
という表示をしたということです。

新しいことをする場合に、メリットとデメリットを考えるのは当然のことではないかと思いますが、この場合のデメリットに関しては考えたのでしょうか?

【どなたでも】ということは、障害のある人でもない人でも、LGBTでもそうでない人でも誰でもということになります。
多目的トイレとは何を目的に作ったものですか?
そもそもの存在意義を忘れて、話題を取り入れるだけの対応は、正直憤りを感じてしまいます。

少し前ですが、駅の多目的トイレで、携帯を充電していて長時間占領している人が居たり、多目的トイレの中で複数人でお菓子などを食べて長時間占有している人が居るという問題が起こったことがあります。

だれでもということは、こういう人達も使っていいということになってしまうのではないでしょうか?
そもそもモラルの問題だと言われればそうなのですが、大事なのは何のために作られたものなのか?それを必要とする人が居るから存在するものだと思うのです。

LGBTだけでなく、本当に必要な人が使えるトイレになればよいのですが、そのためにはハード(設備やルール)だけでなくソフト(人の心や考え方)を変えていく必要があるのではないかと思います。

以上 ゲイアナがお送りいたしました。

この記事を書いた人

ゲイアナ
今話題のニュースをゲイ目線の切り口でお送り致します。

 

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