ゲイアナです。
今回のネタはこちら。
<教諭差別発言>「学校全体で考えて」LGBT児童の母親
要約すると、小学校で授業中に悪ふざけをした児童に「誰だオカマは!」と発言した教諭に対して、LGBT当事者である子供がそのクラスにいる母親が憤慨しているという記事。
そもそも「オカマ」という言葉が差別用語であることを理解している人がまだまだ少ない日本においては難しい問題です。
私が何よりも驚いたのは、小学生が自分をセクシャルマイノリティだということを理解し親に相談しているのか、その母親も理解を示しているという事実です。
この子供たちが何年生なのかわからないですが、セクシャリティへの先進的な理解を進める家族と、旧態依然とした教育現場とのギャップが浮き彫りになっていますね。
記事を読んでみると、今後予定している林間学校においてLGBT当事者の取扱いについて協議しているということですが、お風呂やトイレに何か特別な対応を学校に求めているのでしょうか?
私は、LGBTに対して特別な対応を求めるという動きはあまり好きだとは言えません。
特に小さいときに「特別な対応」を大人たちがすることはいじめにつながったり今後の偏見につながるものになると思っているからです。
まわりの子供たちがどういった教育を受けているのかはわかりませんが、大人が特別扱いすることを子供たちはよく思わないのではないでしょうか?
配慮をすることは大切だと思います。子供心に傷を残すことになってしまうのは大変なことですから。しかし配慮=特別扱いではないということを良く考えて欲しいと思いました。
しかし、この母親は校長先生に謝ってほしいのでしょうか?
学校全体で考えてほしいという気持ちはわかりますが、謝罪を求めている感覚が私にはわかりません。
以上 ゲイアナがお送りいたしました。
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