ゲイアナです。
今回のネタはこちら。
配慮のつもりが、当事者は困惑。「男・女・LGBT」の問診票は何がいけなかった?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170602-00010009-bfj-soci
要約すると、ある診療所の問診票の性別欄が「男・女・LGBT」となっていることをツイッターにあげたところいろいろな反応があったという記事。
私、この記事読んで気持ち悪くなりました。
良かったところは最後にあった、ツイッターに問診票をアップした人の言葉だけです。
「何事にも『かじり始めたばかりで、まったく何も知らないよりも出来が悪い時期』ってあって、今回の問診票はそれだと思うんです」
「せっかく問題意識を持っている人たちが、まだよくわかっていないだけの人を条件反射的に糾弾するのではなく、理解の芽を育むことに力を注いでくれるといいなと思っています」
この記事を書いている人が誰なのかわかりませんが、この人LGBTについてちゃんと理解しているのでしょうか?
私が知っているLGBTの知識がすべてであるとは思っていませんし、すべてが正しい考え方だと思ってもいません。
しかし、この記事のLGBTに対する考え方は明らかに記事を書いている人の固定概念があると感じずにはいられません。
更に、診療所のやり取りの中で
例えば、性感染症の診療現場で、ゲイかどうかが、診断のために必要であれば、診察の際に医師が患者さんに直接尋ねればよいと思います。性同一性障害の診断のために、性自認の情報が必要なら、同様です。
とあります。なんですかこれ?
性感染症にはゲイが多いと?性感染症になっていたとして、そこになんでゲイであることが関係あるのでしょうか?なぜ診断にゲイであることを確認する必要が出るのですか?しかも、そんなセンシティブなことを本当に患者に確認するのですか?そんな人に正直に答えると思いますか?
せっかく問題意識を持っている人たち
とツイッターに投稿した方が言っていますが、少なくてもこのインタビューに答えた人は問題意識を持っているのではなく、キャッチ―なものに食いついて試してみただけの人だと思います。
こういう人や記事が、よりLGBTへの理解を曲解の方向へ持って行ってしまうのではないかと戦々恐々する毎日です。
以上 ゲイアナがお送りいたしました。
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