ゲイアナです。
今回のネタはこちら。
ゲイを両親にカミングアウトしたら
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170815-00734972-jspa-life
要約すると、不妊治療の末生まれた待望の息子として育てられたけど、自分はゲイであることに気が付き、それを両親にカミングアウトしたらひどい扱いを受け、自分は両親の子供として見られていないんだと感じてしまったという記事
LGBTという言葉がメジャーになって何年も経っていますが、個人の意識というのは結局この程度というのがまじまじとわかる記事ですね。
昨今では不妊治療の末にやっと授かった子供だったり、一人っ子が多くなっていることを考えると、自分の子供がセクシャルマイノリティだった場合の両親のショック度は高いことと思います。
私もゲイですが、兄弟がおり結婚して子供も授かってくれている為、両親に孫の顔を見せてくれています。そういう意味で私が両親の期待を背負うことがなくある程度自由にやらせてもらっていると感じています。
それにしても、このお母さんひどいですね。
ゲイ=HIVという考え・・・まだまだ根付いていますし、実際そうなのかもしれません。しかし、このお母さんは子供のことを心配して検査をしろと言っているのではなく、HIV感染者と一緒に暮らすのも嫌という考え方に読み取れます。
HIVに関する知識のなさ。セクシャルマイノリティに関する知識のなさ。そして、知識を得ようともしない考え方。。。どれをとっても悲しくてなりません。
自分の近親者がマイノリティだと知ったことで、むしろ当事者より詳しくなる人もいるのに、自分の息子のことを理解してあげようと考えられない親。。。実際そういう人が多いのかもなぁ~と思ってしまいます。
結局この息子さんは両親のもとを離れてしまいました。
多分、実家に帰ることもほぼなく、両親との交流もなくなっていくのだと思います。
このお母さんはある程度想像していて自分からカミングアウトを促しているように感じられるのに、いざカミングアウトされるとこんな対応になってしまって・・・。
時間が経てば受け入れられるのかもしれないですが、カミングアウトはその人にとって人生の大きなイベントです。その時にどういう反応をされたのかはやはり心に残っているものなので、ひどい対応をしてしまったことは一生トラウマになって残ることだと思います。
カミングアウトをされた側の対応が大事であるという課題が浮き彫りになる出来事でした。
以上 ゲイアナがお送りいたしました。
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