ゲイアナです。
さて、今回は潜入取材です。
カミングアウトと家族
http://npobr.net/column/id1966
要約すると、カミングアウトを応援するNPO法人バブリングのイベントで、セクシャルマイノリティだけではなく、すべてのカミングアウトをしたいと考えている人たちを応援しようという年に1回のイベント(2回目)です。
NHKでも一部取材が入っており、2回目にして世間にも注目されるようなイベントになっているようです。
私はと言いますと、ただの一参加者として現場にいただけなので、完全に私見の記事になってしまいますが、ご了承ください。
イベントはトークセッションがメインとなっており、
第1部:岸田徹(がんノート)&岡田沙織(若者メンタルサポート協会)
第2部:前田良(GID KAZOKUの会)
第3部:網谷勇気(当事者)&網谷喜久男(父)&網谷恵子(母)
の3部構成でセッションが行われました。
私は第2部からの参加になります。
第2部の前田良さんはftmとして女性と結婚し、子供を育てているというマイノリティの方です。詳しくはこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/gid_ka_zo_ku
Ftmとは女性として生を受けながらも心は男性の方々の総称です。
前田さんは紆余曲折がありながらも、自分の性に疑問を持ち、現在は男性として生きていらっしゃいます。そして女性と結婚、出産、子育てまでのいきさつをいろいろとお話ししていらっしゃいました。
何よりも印象的だったのは、前田さんがとても幸せそうで、今を楽しんで生きていらっしゃるように見えたことです。
性別の事だけでなく、結婚や子育てに関してもたくさんの困難を乗り越えていらっしゃるのに、それを感じさせない明るさを感じました。
話を聞いていてもとても聞きやすく、勉強になるというか、考えさせられることがたくさんありました。
法律的に男性となり、女性と結婚をし、紆余曲折の末妊娠・出産となるのですが、出産後の出生届の時点で、嫡出子として認められないと言われたそうです。
もちろん法律的に男性になったとはいえ、生殖能力を有しているわけではありませんので、別の方から精子提供してもらい、子を授かったわけですが、日本の法律というのは何とも中途半端ですね。
結局は裁判を起こして、自分の子供であることを認められたということで、良かったと思いますが、私の周りでも起こり得ることだと感じてしまいました。
トランスジェンダーへの性別変更の制度や同性パートナーシップの制度など、制度は少しずつ多様化していっていますが、その先の未来に関する制度はまだまだ整っていないという状況が浮き彫りになる事象だと思います。
裁判や署名活動など、とても大変だったと思いますが、このような活動が同じ悩みを抱える人たちの希望になることは間違いありません。
今後もどんどん発信していただき、世の中の矛盾を考えるきっかけを作って欲しいと思います。
長くなりましたので、第3部の記事は次の記事にいたします。
以上 ゲイアナがお送りいたしました。
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